これまでの補講・第6回(2016.10.08)著者インタビュー
山本圭さん(『不審者のデモクラシー』)に生インタビュー!
2016年10月8日(土)23:30~1:30すぎ
そんなこんなで始まった著者インタビュー。
第1回目は、この年の5月に『不審者のデモクラシー:ラクラウの政治思想』岩波書店 を上梓された山本圭さん。
専門外の研究者や一般の方にも本を知ってもらって、少しでも学術書を広める、というのが著者インタビューのコンセプト。
なので、著者には視聴者が未読であることを前提に、わかりやすく自著を紹介していただく。
視聴者には立ち読み感覚で聴いてもらい、気になったことをコメント欄にガンガン質問してもらう。
そんな形式でやってみました。
結果。
山本さんのオープンマインドでフランクなお人柄もあって、まあ白熱した白熱した。
まずは、とっかかりとして、私から「ラクラウって誰?」「不審者って何?」といった基本的な質問をして、山本さんに説明してもらったのですが、その段階から相当数のコメントがつき。
追っかけるのが大変でした。
何とかして理論的に現在・未来の可能性を探りたい政治学者。
具体的な歴史事例をあげて悲観ぎみの歴史研究者。
両者の知的なやりとりは決して不毛な堂々めぐりではなく、双方の思考が深まる過程であったように思います。
しかもそれが、笑ってしまうほど深夜に行われているのが、何ともシュールで。
端的にいって、すごくおもしろかった。
大学の研究室に1時半すぎまで残っておつきあいくださった山本圭さんに、改めて感謝いたします。
どうもありがとうございました。
不審者のデモクラシー――ラクラウの政治思想 | 山本 圭 |本 | 通販 | Amazon
(2017.1.27 記す)